観峰流文字 |
殷、周、秦の時代(紀元前1500年から紀元前200年)の文字で、最も古く形式的な字体。現在では、公式の証明書や印鑑に用いられている。この字体は、均整のとれた上下左右対称の要素から成り立っているが、時代と共に、いくぶん縦長になる傾向が見られた。 |
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漢及び三国時代(紀元前200年から紀元後250年)のもので、篆書をさらに書きやすく改めた実用文字。対称的なつり合いが崩れ始め、文字がいくぶん横長になる傾向が見られた。 |
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漢から六朝時代(紀元前200年から紀元後590年)の曲線的な字体。隷書を簡略化したもので、その流れるような書体は、この草書が最も徹底している。 |
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六朝時代の標準的字体。この書体は、篆書や隷書とはやや異なった構造を持ち、ほとんどの文字は角張り気味である。 |
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六朝時代のやわらかな字体。楷書と共に、隷書をさらに書きやすくした実用的な書体。 |
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